私たちは、文部科学省の原子力基礎基盤戦略研究イニシアティブ課題「『原子力ムラ』の境界を越えるためのコミュニケーション・フィールドの試行」に取り組んでいます。これは、原子力にかかわっている人たちが世間では「原子力ムラ」と呼ばれてしまうという事実に注目して、「原子力専門家」と「一般の人たち」とが協働して、新しい関係性を生み出していくためにはどうしたらよいかを明らかにするための研究です。
「フォーラム」とは、私たちが提案しているコミュニケーションのための仕組みのひとつです。一般の方10名程度、原子力専門家10名程度が一堂に会して、原子力を始めとしたさまざまな話題について、対等な立場で話し合うことによって、徐々にお互いを理解し、いわゆる「原子力ムラ」と呼ばれている関係性を変えていくための一助となれば、と考えております。